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15. 創造の展望

近未来に実現していく展望と、その向こう側に見える経営者としての姿

小野写真館の変化と進化は止まらない

今に至るこの1年間は、小野写真館としてひたすらに走り続けたという実感があります。冷静に振り返ると、M&Aもそうですし、水戸の店舗を移転することもそう。これから川崎市の登戸にも出店を予定していますし、『二十歳振袖館Az横浜戸塚店』の2階を『フォトスタジオCocoa』にする予定もあります。

加えて、まだ契約が終わっていないため現段階では具体的に言えませんが、もう一つの出店も決まりそうです。それ以外にも次々に店舗展開していきます。社員の皆さんも「コロナ禍の中、自分が働く小野写真館は、ここまで急激に変化しているのか!」と驚いているのではないでしょうか。

年配のお客様に向けたセンターピンを立てたい

高齢者の増加により、今後は人口が増えていきます。その状況に対して、今の我々が起こしているビジネスアクションは現状ありません。関わっているとしても、60歳以上の祖父祖母が孫のために七五三でお金を出している程度です。つまり小野写真館は、人口が減少しているところで展開しているということ。要はいちばんお金を持っている人たちに向けたビジネスでセンターピンを打てていないのです。僕はそこもしっかりビジネスをしていきたいと考えます。

それは人生の幕引きに向けた写真館なのか、生前葬というセレモニーなのかは、まだわかりません。いずれにしても小野写真館には、それらを実践するうえで実現可能な箱を持っていますから、本当の意味で生涯顧客のビジネスに向かっていく可能性があります。生まれてからこの世を去るまで。加えて僕には葬儀のイメージを変えていきたい気持ちもあります。

既存産業にはない新機軸を生み出したい

葬儀でのご遺影についての不満ですが、有り物の写真から無理やり引き延ばして修正したような、決まりきったいびつなものではなく、ご本人が心から満足できる写真を前もって撮影する。そういった形を想像し、プロデュースするのも望ましいのではないかと思っています。『BABY365』の親御さんバージョンがあってもいいと考えますし。それら全ての可能性を踏まえ、小野写真館だからこそできる新機軸の何かを追求したいですし、あるいはそちら方面の会社をM&Aしていく可能性も大いにあります。

僕も46歳になり、会社関係も含めたら月に一回は葬儀に参列する機会があります。ふと思うのは、僕自身の葬式の際はこのような一般的なスタイルでしてもらいたいかどうかということ。答えは否。フォーマット通りに執り行う方が既存産業としては儲かるからビジネスとしては正解です。ただ、僕の時はそういう葬式ではあって欲しくないと思う。そこは我々としても凄くチャンスなのではないか、とも感じています。

本当に敬虔な仏教徒の方であれば現状のものが望ましいのでしょうが、日本の宗教観は独特で、良く悪くもごちゃ混ぜなところがある。生前葬というビジネスに関しては「我々が考え抜いた、望む形で叶えられたら面白いことができそう」と主要メンバーで話しています。できる限り、実現に向かって進めていきたいです。

願うのは、異なる祝いの場を創造すること

M&Aで言うと、小野写真館ではウェブ広告もたくさん活用していますから、ウェブ広告代理店も選択肢の一つになります。買収し内製化することで外注費をカット。逆に我々の広告モデルを同業者に販売していく形も視野に入れています。それ以外にも幅広いジャンルの会社から、小野写真へ相談してもらいたい。そういう気持ちがあります。

どうしても日本は、結婚式・成人式・七五三の文化が強く根差している。それだけではなく、異なる祝いの場というものを小野写真館グループが生み出したいと願います。「ウェディングだけに特化するのではなく、事業モデルを根本的に変えていきたい」。その気持ちを僕はずっと持ち続けています。

経営者としてのアフター小野写真館

真剣に事業を考える上で、M&Aと向き合うことは非常に重要だし有効です。毎日たくさんの情報に目を通すので、僕自身にとっての訓練にもなります。「この事業を買ったら、こう展開させる」というように、どのような事業でも考えますから、いい練習になるのです。我々であれば性質上、さすがに製造業の買収はありませんが「もし買ったら」のシミュレーションは間違いなくビジネス考察の経験値となります。

遥か先の話。先の先の先ぐらいの展望としては、100億円ほどのファンドを創り、僕が中小企業の再生に取り組みたい。とは言えそれは、小野写真館で僕が役割を全うした後の話になります。そのためにも現在の小野写真館としての経営を全力で行ない、僕自身の経営者としてのスキルをもっと大幅に上げていく必要がある。そう心から感じています。

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