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5. ビジョンの追求

目先の利益ではなく、想いに満ちた長期的なビジョンでM&Aに臨む!

オーナー同士だから気持ちが理解できる

小野写真館が行なうM&Aで先方に評価を受ける理由の一つは、「目先の利益ではなく、長期的なビジョンを追求することを重視する」という点です。もちろんM&Aですから最終的にお金も大事ですし、そこに対して情を持ち込まないこともM&Aのやり方の一つだとは思います。僕もそこは否定しません。我々がそういうM&Aを、今後する可能性もありますし。

しかし我々が成約した二つの案件は、情を排除したお金重視のM&Aではありませんでした。背景として、僕が交渉するお相手が、偶然に両方ともオーナーだったことが大きかったと思います。オーナーが命がけで取り組んできた事業が引き継がれる際にどう考えるか。僕自身もオーナーだから、そこは痛いほど気持ちがわかります。

お金が大切なのは当然ながら、ここまで懸命にやってきた事業に対する想いや、頑張ってくれたスタッフのことを考えた時、自分の創ったサービスがどこかの会社に運営され、業績が伸びていくことを応援したいに違いありません。少なくとも僕だったらそう願います。我々の意志がオーナーに伝わり、競合が多い中で、運良く小野写真館が獲得できたのは、そういった想いが届いたからではないでしょうか。

ビジョンもデメリットも全てを伝える

『咲楽』を弊社が取得し、新しい祝いのアップデートとして運営させて頂いています。僕が最初に『咲楽』を訪れた時にはすでに「絶対にM&Aしたい」の意志判断が僕の中で確立していました。去年の2020年は小野写真館の結婚式は全て中止か延期。『咲楽』を取得できれば過酷な状況に対する課題解決にもなりますし、旅館の経営だけでなく結婚式のプロデュースにも『咲楽』を活かすことができる。それらの率直な想いをそのままオーナーに話したところ、非常に強く共感してくださいました。さらに「『咲楽』にはそんな使い方がありますか!」と驚いてもくれたのです。

競合の中には、全国的に旅館を経営する会社であったり、保養所として『咲楽』を利用したいという上場企業であったり、条件的な意味で弊社より良い売り手先があったと思います。それなのにオーナーは我々の夢に共感してくださって判断してくれたのです。「小野写真館は『咲楽』という旅館をこう活用していきたいです」という僕のビジョンだけでなく、「でも旅館の運営は初心者ですから、そこは正直言ってリスクがあると思います」というところまで、何もかも包み隠さず話をさせて頂きました。

競合先は全て旅館経営を経験している会社ばかり。特に保養所で使いたい上場企業に至ってはリスクが全くない。そもそも『咲楽』で儲けなくていい訳ですから。ビジネスとして絶対に失敗しない売り手先。それでも上場企業を含めた数々の競合先でなく、最終的に今後やっていこうとする事業に共感くださり、オーナーは小野写真館を選んでくださった。それはただただ我々の想いが伝わったからだと僕は確信しています。

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