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社長メッセージ【ビジネス哲学の壱 振り返りの章】

小野 哲人TETSUNDO ONO

地方都市で始まった異色の写真館の挑戦。
写真と写真から派生するビジネスで世界を変える。

株式会社 小野写真館 代表取締役社長

プロフィール

経歴 青山学院大学卒業後、外資系金融に勤務。その後、アメリカカリフォルニア州のBrooks Institute of Photographyに1年半在籍し、写真の基礎と技術を学ぶ。Lower Division Award受賞。2005年帰国し、2006年アンシャンテを立ち上げ、多角化展開をスタート。2010年代表取締役社長。座右の銘は「Stay hungry, Stay foolish」

→ 社長note
→ 小野 哲人 Twitter
→社長メッセージ【ビジネス哲学の壱】2015年
→ 小野写真館3.0(2020年1月公開)

黎明期の1.0から成長期の2.0へ。さらに飛躍を遂げる小野写真館3.0の夜明け前

決定的なシフトチェンジを果たした瞬間

僕が生まれたのは1975年。翌年の1976年に両親が小野写真館を設立しました。そこから30年を経て、2006年に僕が東京から帰郷。 両親は、立ち上げから長い歳月をかけて地域ナンバーワンの写真屋さんを経営してくれました。 スタジオ写真として赤ちゃんから七五三、成人、ウェディングを撮るのはもちろんのこと、それ以外に学校アルバムやピアノ発表会、結婚式場の下請け、頼まれれば料理や建築の写真も撮影。写真屋さんの総合デパートというような形です。 一時期はDPE(写真の現像・焼き付け・引き延ばし)も3店舗を経営するなど力を注いでいました。 ここまでが小野写真館1.0です。

僕が戻ってきた2006年。その年の3月31日は僕の次男が生まれた日でもあり、アンシャンテがオープンを迎えた記念すべき日です。 ここからが新しい小野写真館、つまり小野写真館2.0ということになります。 まず僕が取り組んだのは事業の革新。それまでの小野写真館は地域で活躍する総合的な写真屋としての役割を担っていました。 しかし僕としては「これでは写真の何でも屋ではないのか?」、「他社に負けない強みが今の小野写真館にはあるのだろうか?」と疑問を抱いてしまったのです。

七五三も成人式もウェディングにも一生懸命ですし、学校アルバムやピアノ発表会もしっかり取り組んでいる。 それでも僕自身が小野写真館の10年後を想定した時に、当時の状態のまま継続し、発展していく姿を思い浮かべることはできませんでした。 そう考え、取り組んだのが事業の取捨選択です。 まず、自分たちで価格を付けられない下請け型のサービスを全て止めることを決断。結婚式場の下請け、学校アルバム、ピアノの発表会もそうです。 価格の安値競争に陥る仕事からは撤退して、自分たちが価格を決めて主導権を握れるスタジオ写真の事業に、小野写真館は特化していこう。 小野写真館2.0がスタートした瞬間です。

事業と想いが加速度を上げて拡大

小野写真館によるウェディングの新規事業として始めたのがアンシャンテです。ウェディングフォトの新規事業に伴い、当然ながら衣装も深く関わってきます。連動する形で、ドレスショップのブランシェとMURE(ミュール)のブランドを立ち上げました。 さらには「規模は小さくても結婚式を挙げたい」との希望を持つお客様の声を聞き、チャペルをつくり少人数の結婚式をプロデュース。 「結婚式だけではなく親族を呼んでパーティーをしたい」という要望に対しては、近隣のレストランさんと組んでレストランウェディングのプロデュースを始めました。 最終的に、結婚式場を自分たちで立ち上げたい想いが高まり、ウェディング事業はどんどん拡大することになります。

しかし我々の前に立ち塞がる壁がありました。ブライダル業界特有の、持ち込みに対する大きな規制がそれです。 当時、アンシャンテやブランシェがブランドとしてお客様から評価を受け、我々の手がける写真を「結婚式場に持ち込みたい」とのお話を多くいただきましたが、結婚式場から徹底的にブロックされてしまいます。 一時期はブロックする結婚式場を悩んだり恨んだりもしましたが、前向きな考え方の転換として「だったら自分たちが川上に立って結婚式場をつくれば問題は解決する。 誰からも文句を言われず、否定的な影響を受けずに、理想の形で事業を続けられるのではないか」と気づいたのです。

小野写真館2.0とは、多角化と成長のステージ

そこからの我々は、結婚式場のアルシェを龍ケ崎市に誕生させ、ひたちなか市のウェディングレストランであるアレーズ、つくば市のバウムという会場を立ち上げ、ブライダル事業として一つの形をつくり出しました。 もともと小野写真館の中に眠っていたブライダルの小さな事業のマーケットを新しく打ち出したことで大きな事業に繋がったのがスタートです。 つまり小野写真館2.0とは、多角化のステージであり、同時に成長のステージということになります。

その頃、小野写真館は地域ナンバーワンのレベルで振袖レンタルを展開していました。 かなりの数のレンタル実績でしたが「あくまで写真屋さんがやってる振袖レンタル」の域を越えていないことに気づき、「ならば我々で呉服のブランドをつくってしまおう!」と、二十歳振袖館Az(アズ)を誕生させました。 従来の呉服屋さんのイメージを脱却し、振袖のセレクトショップを目指しての展開です。アパレル寄りの呉服屋をつくろうと立ち上げ、今では二十歳振袖館Azだけで11店舗にまで成長することができました。

当時、従来型である小野写真館のスタジオがある中、カフェや自宅のような寛ぎの空間を使い、貸し切り型で撮影する流れを汲み、立ち上げたのがフォトスタジオCocoaです。 小野写真館とは異なる貸し切り型キッズ用のフォトスタジオも立ち上げてから現在の10店舗へと成長しました。 僕の両親がつくった写真屋さんの事業を、新しく打ち出して多角化を実現。売上や社員数が2020年現在には10倍規模にまで達したという事実が、これまでの小野写真館2.0の大まかな流れです。 ここから我々は、小野写真館3.0という領域に向かって、まい進することになります。

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