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社長メッセージ【ビジネス哲学の漆 仲間の章】

目指すのは、誰にとっても心の拠り所となるコミュニティーであること

想いだけでも、お金だけでも、働く情熱は続かない

僕は社長だから当たり前かもしれませんが、社員の皆さんに対する想いも愛情も強いです。皆さんには生き生きと仕事を楽しんでいただきたい。 そのため小野写真館では、リンクアンドモチベーション様のご協力を得て、一人ひとりのモチベーションを数値化しています。 社員の皆さんに「小野写真館の好きなところは?」と訊くと「好きな仲間と一緒に仕事ができること」と答える方が多いのです。僕も同じ感覚。いい仲間に恵まれていることが、小野写真の魅力の一つです。

シンプルに素晴らしい人間が揃っている。経営者として、素直にそう感じます。小野写真館は人に恵まれた会社です。せっかくこんなにも純粋な人間が多く在籍していますから、皆さんがしっかり成長できて、自分たちのやりたいことを叶えられる組織にしていきたい。今よりも、もっとです。

もちろん給料など金銭的な満足も伴っていなければいけません。それらの整備は、僕が必ず実現します。お金だけでも、想いだけでも、働く情熱は長続きしません。お金の面を考えると、常に会社として利益を出す必要があります。しかし、いくら順調に利益を生んだとして、何の仕事でもいい訳ではありません。仕事にはビジョンやミッションが必要です。そのうえでお客様を幸せにするのが、小野写真館の仕事というものですから。

いい仲間と志や想いで深く繋がっていたい

おおよそですが、1日8時間で1週間の内に5日間は会社に来て仕事をします。何のためかと言えば給料を稼ぐため、引いては生活するためです。しかしそれだけの理由で勤めるのは嫌だし楽しくありません。働く会社の進むべき方向性に、自身が少しでも賛同できて、いい仲間も揃っている。であれば楽しく働けるはずです。もちろん仕事ですから、辛いこともあります。失敗、クレーム、時には辞めたい気持ちがよぎることもあるでしょう。それでも僕は、社員の皆さんが小野写真館にいることの意味合い、意義のようなものを、常につくり出していきたい。お金だけで結ばれている関係は嫌ですから。志や想い。それも大事な縁であり絆です。

会社の成長に伴い、10年以上前に比べると、僕と社員さんとの関係性の密度のようなものは薄まっています。規模が変わっていますから、それは当然のことですが、僕は今後どれだけ企業成長したとしても、仲間に対する想いそのものが希薄になるのを全力で回避したい。そうなっては組織を存続する意味がないと思っています。それはビジネスだと言っても、僕のやりたいことではないので。僕は仲間である社員の皆さんを大切にしたいし、皆さんにも同じような気持ちであってほしい。その想いは本当に強いです。

全員の想いを叶えられる会社でありたい

女性が活躍する小野写真館では、結婚や出産で退職される方も多いです。性別に関わらず、独立していく方もいます。会社の特長として、辞めた後も、僕を含め現役の社員さんと仲良く繋がっている方が多いのです。それが僕としては嬉しい。せっかく小野写真館で出会った大事な仲間です。この関係性は一生ものだと、僕は捉えています。小野写真館は、今後もそういう場所であり続けたいです。特にこれからの世の中では、各人にとって何かしら心の拠り所になるようなコミュニティーが必要だと僕は思っています。「それが会社なんて……」と否定的な人もいるかもしれません。しかし僕は、逆に働く会社がそう思えることを、非常に幸せなことだと思うのです。

僕がよく例えるのは、やはり『ONE PIECE(ワンピース)』の世界観です。「この目的に進もう!」と旗を立て、仲間と同じ方向へ、同じ船で向かうことに、ワクワクと胸を躍らせてしまいます。小野写真館にはいろいろな人間がいますから本当に楽しいです。将来的に社長になりたいという人もいますし、家族がいちばん大事な人もいます。子育てを頑張りながらパートさんで頑張るというのも立派で正しい考え方です。一方で、お子さんが成人した後に仕事をもう一度頑張りたいという方もいます。その人それぞれに正解があるはずです。小野写真館は、皆さんの想いが様々な形で叶えられる会社でありたいと考えます。