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社長メッセージ【ビジネス哲学の玖 総括の章】

企業ミッションに込めた、小野写真館の想いと願いと誇り

写真には心を揺り動かす、凄い力がある!

『世界に「笑顔」「幸せ」「感動」を連鎖させる』の言葉が小野写真館の企業ミッションです。田舎の写真館が何を言っている、と思うかもしれませんが、僕たちは大真面目にこう考えています。この企業ミッションが記された名刺を学びの場であるグロービスで渡すと、ほとんどの人が「おお!」と感心の反応をしてくれる。しかし目的は企業ミッションを実現することです。今はただ驚かれるだけですが、いつか必ず「確かに御社は実現していますね」と認知される小野写真館になります。自信を持って語れるようになったら、社長である僕も社員の皆さんも、本当の意味で幸せになれるに違いありません。水戸ホーリーホックのメインスポンサーを目指すのもその一環です。

写真の持つ力は本当に凄くて、例えば小野写真館の誰かが赤ちゃんの素敵な笑顔の写真を撮ります。その写真をインスタグラムにアップする。その時点で、相手は世界です。日本にとって地球の裏側にいるブラジルの人から「カワイイ」「いいね」のリアクションが返ってきます。子どもの写真を見て嫌な気持ちになる人はあまりいません。それだけでも意味がある行動。撮った写真は、小野写真館の営業とは関係なく、見た人を幸せにします。外国の方が異国の地でgoodボタンを押して何の売上にならなくても、それこそが小野写真館のミッションなのです。見た人が少しでも元気になれば、それで充分。そういうことを続けることが大事だと認識しています。

僕たちが胸を張って、高い目標に挑む意味

小野写真館のミッションを1ミリの恥ずかしさも感じず、しっかり実践できる企業になれた時、「私たちは小野写真館の人間です」と全員が胸を張れる。そういう可能性を感じています。今は正直、若干の気恥ずかしさがある。「相手は世界だ」と叫んだところで、まだまだ認知が足りていないためです。僕自身もそう思いますし、すべきことができていない自覚もあります。しかし僕は思うのです。目指すのはとてつもなく高い山かもしれないけれど、だからこそ挑む意味もあるのだと。まずは目標を掲げないことには、登り始めの第一歩を踏み出すこともできないのですから。

水戸ホーリーホックであれば「世界一になる」「アジア王者になる」などの具体的な目標があります。もちろん水戸ホーリーホックだけでなく、どのチームもそこを目指しているでしょう。そこはスポーツの世界。Jリーグのチームでなく、大学生でも天皇杯で日本一になることを夢見て頑張ります。僕ら小野写真館も、ビジネスの世界で目標を持つことは自由ですし、努力することも自由。『世界に「笑顔」「幸せ」「感動」を連鎖させる』の企業ミッションを心からの想い、願い、誇りとして、リアル感動体験を通じ、小野写真館は世の中を変えていきます。小野写真館3.0というムーブメントは始まったばかり。10年先20年先を見据えた小野写真館にご注目ください。