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2. シナジー効果[咲楽編]

事業の柱を掛け合わせることで、既存にない事業が創り出せる!

会社のポートフォリオを抜本的に改定

桐のかほり 咲楽『咲楽』については、もともと旅館が欲しくてM&Aした訳ではありません。国内におけるM&Aのプラットフォームに僕は全部登録をしているため、日々いろいろな案件が流れてきます。自分の中で世の中がコロナ禍に陥ったことで、会社のポートフォリオを元から見直す必要があると感じました。そうしなければ小野写真館が生き残っていけないと判断。M&Aを積極的に行なうことで、その事業と我々の領域を掛け合わせた時に新しい事業が生まれるという前提で物事を見ていました。

伊豆にロケーションフォト拠点が置ける

そんな中、伊豆の4部屋しかない高級旅館である『咲楽』を知ったのです。4部屋しかないということは、逆に言えば高級旅館を貸し切った結婚式や、還暦や喜寿、七五三などができる。これこそ祝いのアップデートを実現できると直感。加えて、コロナ禍により、自然の素晴らしさが多くの人に再認識されました。『咲楽』をM&Aすることで、伊豆のロケーションフォトの拠点を置ける。要は普通なら絶対に拠点を置けない、ライバルが絶対に出てこないエリアに、今だったらウェディングフォトの拠点を置くことができる。これは我々にとって大きなチャンスになると確信しました。一瞬で閃いて興味が湧いたという流れです。

芽生えた確信に湧き上がる衝動

桐のかほり 咲楽旅館だけでなく、ロケーションも含めた価値です。旅館だけの価値で勝負するなら、正直言って小野写真館が買収する意義はないと思ってます。ならば旅館を運営する会社の方がもっと利益を出せるはずです。しかし我々が買収することで、旅館の価値は当然ながら、そこに旅館貸切型の宴のプロデュースと、拠点にしたウェディングフォトのビジネスの価値を加えられる。これら三つの柱を掛け合わせることで、今までにない事業を創れるのではないかという確信が生じたのです。現地へ行って早くオーナーに会いたいと思いました。