正義の解釈は難しい
正義の解釈は難しい。
イスラム国の問題。ご冥福をお祈りします。
今回の問題、色々と議論されて、責任のなすりつけみたいなのも起きてるけど、、、
個人的には、シンプルに考えたら悪いのは「イスラム国」で、日本政府、安部首相、捕まった本人の、誰が悪いという論調はどうかと思う。。。
ただ、宗教の問題は複雑で難しい。特に宗教観の薄い日本人にとっては、より理解するのが難しい。
何よりも厄介なのは、イスラム国はイスラム国で、今回の行動を正義だと信じて行ってる。
結局のところ、今まで過去に起きた戦争も全ては、双方に正義を主張したものであって、どちらも自分が正義だと思ってるにすぎない。それが戦争というカタチで起こっただけ。
ローマ帝国の時代から、中世もキリスト教が支配し、植民地政策時代を経て、世界大戦が終わり、アメリカの資本主義が、ソ連の社会主義に冷戦で勝利し、今の世の中は資本主義が勝ち組とされてる。
西欧諸国の価値観の押し付けや、僕達が正しいと思ってる当たり前の解釈が、イスラム国はまるで違う。色々本をよん調べても、単なるテロ組織と片付けで、収めることも出来る状況ではない事も理解した。
そして今まさに、ピケティという若い経済学者が、「21世紀の資本論」という書物を出して、全世界で注目になり、もしかしたらマルクス、ケインズ並みの衝撃を世の中に与えている。
ピケティは、現在の資本主義の行き過ぎを指摘し、共産主義を主張するわけではないが、資産分配の必要性を説いてる。
「21世紀の資本論」を読もうとしたが、本屋でちょっと見たら、あまりにも長くて難しく諦め、、、代わりに「21世紀の資本論」を、わかりやすくまとめた本が沢山出てるので、数冊読んでみた。
今世の中の価値観が一気に変わろうとしてる。
よく考えてみると、たった70年前には全世界で戦争をしていた訳だし、「戦争は悪いものだ」という価値観自体が、今はあたりまえだけど、ほんの70年前は異なっていた。
紀元後でみたって、世界的に戦争があまり行われなくなって、たったの70年。。。
今の自分達の価値観は、時代によっても、国や宗教によっても当たり前ではない。
これから国家とか、通貨という基準でさえ、どうなるか分からないと思ってる。インターネットは、世の中を便利にするだけではなくて、このような国や通貨でさえゼロにしてまう可能性を秘めてると思う。
そんな中で、会社トップしてできる事は、日本というガラパゴスの中だけで物事を判断せずに、国や県や世の中のせいにせずに、時代がどう変わっても、小野写真館グループがしっかり繁栄できるように進んでいきたい。
そしてそのために、もっと歴史や宗教についての理解を深め、時流の情報を常に見極め、常に5年後10年後の未来を予測して動いていきたい。